Seedance 2.5で画像から動画を作る方法|商品写真の準備とプロンプト例

2026年7月15日

2026年9月5日更新

まず押さえておきたいこと

Seedance 2.5で画像から動画を作るには、対応モードで鮮明な開始画像や商品の参考画像をアップロードし、出力形式を選びます。次に、動作またはカメラの変化を1つ指定し、見た目のどの部分を維持するかを明記してください。まず短い動画で確認してから、複雑な動きを加えます。

このガイドでは、元画像の準備、参考画像の役割、見た目の一貫性を確認する3段階のテスト、商品動画のプロンプト例3つを紹介します。Seedance 2.5の制作画面を開き、現在使える入力設定を確認してから始めましょう。

画像からの動画生成とは?

画像からの動画生成は、静止画を出発点としてAIで動画を作る方法です。画像は、開始時の構図、商品の細部、光の向き、被写体の見た目をモデルに伝えます。プロンプトでは、何を動かすか、カメラをどう動かすか、何を変えないかを指定します。

広告制作では、テキストだけで始めるよりも調整しやすい場合が多くあります。テキストだけだと、美しくても実物とは異なる商品が生成されることがあります。参考画像を用意すれば、ボトルの形、パッケージの色、ダッシュボードの配置、キャラクターの服装、商品の見せ方など、維持したい見た目の基準を伝えられます。

要素 担当させること 任せすぎないこと
元画像 商品デザイン、開始時の構図、重要な色、見えている細部 複数の場面からなる物語全体
動きのプロンプト 動作、カメラの向き、テンポ、雰囲気 商品の全ディテールをゼロから説明すること
維持する要素の指定 変えてはいけない部分 関係のないエフェクトの長い羅列
生成後の確認 次に変える条件を1つ決めること 一度に10か所を直すこと

アップロード前に画像の役割を決める

同じ画像でも、使い方によって役割は変わります。最初のフレームとして使う場合と、見た目の参考として使う場合では、伝える意図が異なります。制作画面にどの入力項目があるかを確認してください。

画像の役割 求めること 最初に使える指示
開始フレーム(対応している場合) この構図から動かす 「アップロード画像の構図から始め、商品を中央に保つ」
商品・キャラクターの参考画像 別の構図で同じ見た目を使う 「この画像をマグのデザインの参考にし、無地のデスクに置く」
スタイルの参考画像 照明、素材の見せ方、配色を参考にする 「柔らかなサイド光と落ち着いた配色を使い、商品のデザインは商品画像のままにする」
終了フレーム(対応している場合) 決めた構図で終える 「指定した商品中心の構図で終わり、その画を静止させる」

元画像の切り取り方は出力の縦横比に合わせます。余白のない正方形の写真から縦型動画を作る場合、元画像にない背景は新たに補われます。持ち手、髪、ふたなど、動くと画面端に近づく部分の周囲には余裕を持たせてください。

商品写真1枚で行う3段階のテスト

画像、モデル、縦横比、尺は固定します。以下は試し方の提案であり、特定の結果を保証するものではありません。

段階 プロンプトで変える点 合格の確認ポイント
A:見た目の基準を確認 商品とカメラを静止させ、柔らかな光の反射だけを動かす 商品の輪郭とラベル部分が元画像どおりに認識できるか
B:カメラをテスト 固定カメラを、ゆっくり寄る動き1つに変える 接近によって形が変わったり、端が切れたりしないか
C:動作をテスト 問題のなかったカメラ指示を残し、小さな物理的動作を1つ加える 見た目を崩さずに動作が成立するか

Aで崩れる場合は、動きを追加する前に写真や参考画像の割り当てを見直します。Aは良くてもBで崩れる場合は、移動量を減らすか、元画像の構図に余白を増やします。Cで崩れたらBに戻り、もっと単純な動作を試してください。冒頭の出来の良さだけで終盤の崩れを見落とさないよう、結果はすべて保存します。

アプリ紹介で文字やナビゲーションの正確さが必要な場合は、実際のスクリーンショットを編集で重ねて使います。生成映像は周囲の場面や動く背景に使いましょう。この役割分担はアプリ画面から紹介動画を作るガイド(英語)で解説しています。

画像から動画を作る4つの手順

1. 広告に使える静止画を用意する

完成した広告の最初のフレームに、そのまま使いたいと思える画像を選びます。主役となる被写体が1つに絞られ、背景から見分けやすく、自然に動かせる余白があることが大切です。商品写真なら、ラベル、キャップ、縁、輪郭が正しいことを生成前に確かめてください。

元画像の問題を長いプロンプトで補おうとしないでください。パッケージが小さすぎる、不自然に切れている、背景が雑然としている場合は、先に画像を直します。画像からの動画生成は、静止画に動きを付けるための方法であり、冒頭のデザインを確実に作り直すための手段ではありません。

2. 見せたい動きを1つ決める

書き始める前に、「視聴者に、商品が__していることを見せたい」の空欄を埋めてみましょう。ゆっくり回る、反射光が流れる、霧の中から現れる、カメラが近づく、細部のアップから商品全体へと見せ方が変わる、といった内容です。

動きの目的を1つにすると、結果を評価しやすくなります。回転、水しぶき、場所の変更、変形、急なズーム、新しい登場人物、文字の重ね合わせを一度に求めると、どの指示が失敗の原因だったか分からなくなります。

3. カメラの指示を1つ加える

商品の動作を引き立てるカメラワークを選びます。

目的 最初に試しやすいカメラワーク
素材の細部を見せる ゆっくりしたマクロの寄り
商品全体を見せる 滑らかに引く
高級感と動きを出す ゆっくり周り込む
静止したUIに動きを感じさせる 控えめな横移動
編集に使いやすい画で終える 商品を正面から捉えた安定した構図

専門用語を重ねる必要はありません。「ラベルを鮮明に保ちながら、ボトルへゆっくり近づく」の方が、複数のレンズ名や動きの用語を詰め込むより検証しやすくなります。AI動画プロンプトの基本構成(英語)では、被写体、動作、カメラ、照明、スタイル、音を分けて書く方法を紹介しています。

4. 変えない部分を明記する

見た目の一貫性は、「してはいけないこと」だけでなく、「維持すること」として指定します。商品の形、キャップの色、ラベルの配置、素材、使用権のあるロゴの位置、カメラの向き、開始時の構図など、制作上重要な要素に絞って書きます。

例えば、「ボトルの比率、キャップ、ラベルの位置、紫色のガラス素材を維持する。読める文字や別の商品を新たに追加しない」と、平易に指定します。

元画像の準備チェック

アップロード前に、次を確認してください。

  • 主役となる被写体が、一目で確認できる大きさで写っている。
  • 最初のフレームの構図を意図して決めている。
  • 商品の重要な細部が見え、反射で隠れていない。
  • 指定する動きに必要な余白が背景にある。
  • ブランド素材、人物、場所について、この用途に必要な権利や利用許諾がある。
  • 動画内で完全に読める状態を維持しなければならない、小さすぎる文字がない。

小さな文字が難しい理由

モデルは、小さな文字の正確な形よりも、大きな輪郭の方を維持しやすい傾向があります。表示内容に法的な正確さが求められるラベルなら、元画像で読み取れる状態にし、動きを控えめにしたうえで、必須の文字は通常の動画編集ソフトで後から加える予定を立ててください。生成映像が、規制上の要件を満たす商品撮影の完全な代わりになるとは考えないようにしましょう。

コピーして使えるプロンプトの型

次の構成をコピーし、角括弧の部分を置き換えてください。

アップロードした商品画像から、[尺]の商品動画を作る。

主な動作:[目で確認できる動作を1つ]。
カメラ:[動き1つと、その速度]。
照明:[調整する光の変化、または雰囲気を1つ]。
維持する要素:[商品の形、素材、ラベルの位置、キャップ、色]を変えない。
終わり方:[最後の構図]で終え、後から文字を入れるための余白を残す。
避ける要素:別の商品、判読できない文字、急なカット、形のゆがみ、新しいロゴ。

各行に役割があることが、この型のポイントです。見た目の出発点は画像が伝えるので、プロンプトでは動きの計画と、結果を確認するために必要な条件を補います。

商品動画のプロンプト例3つ

1. スキンケアのボトル:質感を見せるマクロ映像

アップロードしたスキンケアのボトル画像から、洗練された商品映像を作る。
主な動作:小さな水滴がガラスをゆっくり伝い、柔らかな光の反射がボトルを横切る。
カメラ:ボトルを中央に保ち、マクロでゆっくり寄る。
照明:反射を整えた、寒色の青紫のスタジオ光。
維持する要素:ボトルの比率、スポイト付きキャップ、ラベルの位置、ガラスの色を変えない。
終わり方:商品を主役にした安定したアップ。編集で文字を入れるため、左に余白を残す。
避ける要素:別のボトル、新しく生成される読める文字、ガラスのゆがみ、手、急な動き。

2. パッケージ:商品を引き立てるシンプルな展開

アップロードしたパッケージ画像から、ミニマルな広告動画を作る。
主な動作:パッケージは動かさず、柔らかな影が引くにつれて商品に視線が集まるようにする。
カメラ:商品のアップから穏やかに引き、商品を中央に置いた安定した構図にする。
照明:暖かなキーライトから、色味の偏りがないスタジオ光へ徐々に変える。
維持する要素:パッケージの輪郭、色面の配置、既存のデザイン要素をすべて保つ。
終わり方:正面から商品を見せ、後から見出しを入れるため上部に余白を残す。
避ける要素:別のパッケージ、新しいロゴ、人物、速いカット切り替え、商品の形の変化。

3. アプリ画面:UIを保った控えめな動き

アップロードしたアプリ画面から、短い製品デモ用の背景映像を作る。
主な動作:表示中のUIは静止させ、画面の周囲に穏やかな光の変化を加える。
カメラ:控えめに横移動する。大きなズームは使わない。
照明:元のUIのすっきりした配色を維持する。
維持する要素:レイアウト、アイコン、画面内の視覚的な優先順位を保つ。
終わり方:同じ画面構成で止め、編集者が正確なスクリーンショットと注釈を重ねられるようにする。
避ける要素:架空のメニュー項目、判読できないUIテキスト、無作為なクリック、手、無関係な画面。

広告、SNS、物語などに使える例は、Seedance 2.5のプロンプト例20選にもまとめています。

再生成の前に確認すること

毎回、同じ基準で生成動画を評価します。

確認項目 合格の目安 問題がある場合
商品の見た目 形と主要な細部が元画像に合っている 維持する要素を明記し直し、動作を単純にする
動作 意図した1つの動きが分かる 補助的なエフェクトを外す
カメラ 動きが商品を引き立てている 複数の動きを1つに絞る
見やすさ 主役の商品が見え続けている 広めの構図にするか、テンポを落とす
終わり方 最後の画が編集で使える 最終的な構図を具体的に書く
ブランド上の問題 未承認のロゴ、人物、訴求表現がない 元画像とプロンプトから該当要素を外す

確認後に変える条件は1つだけにします。商品が変形したなら照明を変える前に見た目の維持を、カメラが速すぎるなら新しいエフェクトを加える前に速度を直します。この繰り返しで、何を変えると改善したかの記録が残ります。

よくある問題と対処法

商品の形が変わってしまう

動作を小さくし、最も重要な細部を2〜3点指定します。大きな変形や変身を求めないようにしてください。商品画像は見た目の基準として使い、無関係な場面転換の中でも形を守るよう求めすぎないことが大切です。

カメラの動きが落ち着かない

カメラに関する指示を、「ゆっくり寄る」「穏やかに引く」「商品を中心に静止する」のいずれか1つに置き換えます。ほかの条件を変える前に、その状態で再生成してください。

きれいだが商品の魅力が伝わらない

商品よりも雰囲気を重視したプロンプトになっている可能性があります。シンプルな商品の動作と、商品を画面内で大きく保つカメラワークからやり直しましょう。詳しい切り分け方はSeedance 2.5のトラブルシューティング(英語)をご覧ください。

勝手に文字やロゴが追加される

新しい文字やロゴを追加しないことを明記し、ブランドの正確な文字表現を生成映像だけに任せないでください。法定表示、価格、CTAは、書き出し後に普段使う編集ツールで加えます。

最終チェックリスト

  • 実際に使いたい開始フレームを用意する。
  • 商品の動作を1つに絞る。
  • カメラの指示を1つに絞る。
  • 維持する細部を明記する。
  • 画面内の文字は後から編集で加える。
  • 商品の見た目、動作、カメラ、見やすさ、終わり方、ブランド上の問題を確認する。
  • 再生成では一度に1つの条件だけを変える。

よくある質問

商品広告は、テキストから作るより画像から作る方がよいですか?

商品の見た目と開始時の構図を既存素材に合わせたいなら、画像から始める方が適している場合が多いです。ゼロから場面を作りたい場合はテキストから、確認済みのビジュアルに動きを付けたい場合は画像から生成しましょう。

プロンプトはどのくらいの長さにすればよいですか?

動作、カメラ、維持する要素、終わり方が伝わる長さにします。雰囲気を表す形容詞を増やしても、動きの計画の代わりにはなりません。まず4〜6行で始め、確認時に具体的な問題が見つかった場合だけ説明を足してください。

商品ラベルを参考画像に含めてもよいですか?

使用権のある素材なら、ラベルを含む元画像を使えます。ただし、小さな文字が全フレームで完全に読めるとは限りません。必須の文言は仕上げの編集で追加してください。

商品写真では、最初にどんなカメラワークを試すとよいですか?

ゆっくり寄る、または穏やかに引く動きが、比較的無理の少ない最初のテストです。どちらも評価しやすく、商品を見える状態に保ちやすい動きです。

関連記事・制作画面

実際に試してみる

Seedance 2.5の制作画面を開き、確認済みの商品画像1枚と上のテンプレートから始めましょう。開始画像を使わずに場面を考えたい場合は、テキストからの動画生成を試してください。

Seedance Team

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