2026年9月5日更新
まずは目的に合う例を選ぶ
このページでは、商品広告、SNS動画の冒頭、キャラクター、解説動画、画像からの動画生成に使えるSeedance 2.5のプロンプトを20種類紹介します。商品写真があるなら例19、キャラクターの参考画像があるなら例20、テキストだけでシンプルな場面を作るなら例3から始めてください。そのうえで、被写体、カメラの動き、最後の画を制作目的に合わせて調整します。
いずれも発想の出発点となるサンプルです。実測に基づく検証結果や、特定の仕上がりを保証するものではありません。利用中の制作画面で選べるモードと出力設定に合わせて使ってください。
プロンプトの選び方と試し方
サンプルは、そのまま完成原稿として使うというより、書き換えられる制作指示書として捉えると便利です。次の表は最初に試す範囲の目安であり、成功率を測定した結果ではありません。動画の長さは制作画面で対応している範囲から選び、その尺に収まるよう動作を短くしたり、展開を追加したりします。
| 手元にある素材・アイデア | 最初に試す例 | 最初のテスト | 複雑にする前の確認点 |
|---|---|---|---|
| 商品写真 | 19、その後に1または2 | 商品を固定し、カメラだけを少し動かす | 輪郭、ラベル部分、反射 |
| キャラクターの参考画像 | 20、その後に11または13 | まばたき、または小さく顔を向ける動作 | 顔、服装、体の比率 |
| テキストだけの場面案 | 3、8、12、14 | 被写体1つ、動作1つ | 冒頭で状況が伝わり、使える画で終わるか |
| 抽象的な解説のアイデア | 5、16、18 | 見た目の変化を1つに絞る | 手順が見分けられ、説明文を入れる余白があるか |
| SNS動画の冒頭 | 6、7、10 | 商品の登場、または身振りを1つ | 見せたいものがすぐに伝わるか |
アップロードした画像に参照用のラベルが付く場合は、画面に表示されたラベルをそのまま使い、その画像の用途を書き添えます。プロンプトで演出意図を伝えるだけでなく、縦横比、尺、出力設定も制作画面で指定してください。価格、字幕、正確な表記が必要な画面内テキストは、仕上げの編集で追加します。
例19の応用:商品写真から登場シーンを作る
青いトラベルマグの写真を使う場合を考えてみましょう。「商品」という一般的な表現を実物に置き換え、変えてはいけない部分を具体的に指定します。
アップロードした青いトラベルマグの画像を、開始時の構図として使う。
マグ本体、持ち手、ふた、ロゴの位置、背景は変えない。
マグは静止させる。カメラをゆっくり近づけながら、柔らかな光の反射を
本体の曲面に沿って上から下へ動かす。持ち手全体を画面内に収める。
最後は斜め前からの構図で静止する。静かなスタジオの環境音のみ。話し声は入れない。
この最初の案では、マグを回転させず、カメラの動きだけを試します。問題がなければ、次はカメラの指示だけを「左から右への小さな横移動」に変更してください。持ち手の形やフレーミングを、動画全体で比較します。カメラが一周する動きでは、元の写真に写っていない面をモデルが補う必要があるため、別のテストとして扱いましょう。
長い動画にする場合は、同じマグと背景を保ちながら、「商品を見せる」「素材の細部を見せる」「商品を主役にした画で止める」の3段階を割り当てます。短い版のプロンプトは比較用に残しておいてください。時間ごとの構成は使い方ガイド、うまくいかない場合の切り分けはトラブルシューティング(英語)で解説しています。
制作目的から組み立てる
| 目的 | 基本となる構成 | 特に重視する点 |
|---|---|---|
| 商品広告 | 商品+見せ場となる動作+カメラ+照明+CTAを入れる最後の画 | 商品の再現性 |
| SNSの冒頭 | 被写体+すぐに始まる動作+素早い見せ場+投稿先の縦横比 | 最初の2秒 |
| キャラクターの場面 | 参考画像+1つの動作+追従するカメラ | 同じキャラクターに見えること |
| 物語の一場面 | 舞台+動作の流れ+カメラの切り替え+音 | 展開のつながり |
| 解説動画 | 対象・仕組み+段階的な手順+図を見せるカメラ | 分かりやすさ |
商品・広告向けプロンプト
1. スキンケア商品の登場シーン
白いラベルの付いた透明な美容液ボトルを、淡い色の石の上に置く。横にはみずみずしい緑の葉。1粒の水滴がボトルを伝い、カメラはキャップからラベルへ、ゆっくりとマクロで寄っていく。左の窓から柔らかな朝の光が差し、反射はすっきりと整える。高級スキンケア広告の雰囲気、浅い被写界深度。静かな水の環境音を添え、ナレーションは入れない。
演出の狙い: カメラと動作をシンプルにすることで、ボトルを中心に見せます。ラベルは全編を通して確認し、文字の正確さが必要な場合は編集時に重ねてください。
2. スマートフォンの新製品紹介
薄型のグラファイト色のスマートフォンを、黒い反射面の上に置く。背面を斜めから見せた状態からゆっくり回転して画面が現れ、細い青い光が本体の縁をなぞる。光を緻密に整えたスタジオ、暗めのテクノロジー広告の雰囲気、精細な反射。カメラは滑らかに前進する。控えめな電子音のパルスを添え、せりふは入れない。
3. コーヒーブランドのSNS広告
温かみのある木のテーブルに陶器のコーヒーカップが置かれ、湯気が立ち上る。表面の泡を日差しが横切る。カメラはクレマのアップからゆっくり引き、静かな朝のキッチンを見せる。暖かなサイド光、心地よい暮らしを感じさせる広告、自然な質感。かすかなケトルの音と、控えめなカフェの環境音を添える。
4. ファッション商品のディテール
立体的なシルエットのコバルトブルーのジャケットを着たモデルが、すっきりしたコンクリートのギャラリーをゆっくり歩く。カメラは横から追従した後、滑らかに半周して生地の質感とシルエットを見せる。ファッション誌の映像のような仕上がり、寒色の指向性のある光、主張を抑えた背景、滑らかな動き。低く響くリズムを添え、話し声は入れない。
5. SaaSの新機能紹介
空中に浮かぶガラスのパネルに、すっきりした抽象的なダッシュボードを映す。「取り込む・分析する・実行する」という3段階が順に光り、カメラは全景からアップへ移動する。鮮明な青と紫の光、現代的なSaaS解説動画の雰囲気。編集で説明文を加えられるよう、十分な余白を残す。軽いデジタル音を添える。読めるUIテキストは映像内で生成しない。
SNS動画向けプロンプト
6. 3秒で目を引く冒頭
テーブルの上にある未開封のパッケージを、画面いっぱいのアップで見せる。1つの滑らかな動きでふたが開き、カメラが引くと、柔らかな色の光に包まれた商品が現れる。素早く、しかし動きが乱れない登場演出。縦型SNS動画の構図で、商品にくっきりとピントを合わせる。明瞭なインパクト音を1回鳴らし、その後は静かな室内音にする。
7. ビフォー・アフターの変化
飾り気のないリビングを、色味の偏りが少ない昼の光で見せる。カメラが左から右へゆっくりパンするにつれて、部屋が温かみのある、整えられた読書スペースへと変わる。壁、窓、カメラの高さは変えない。変化は滑らかにつなぎ、ライフスタイル誌のように仕上げる。穏やかな室内の環境音のみ。せりふは入れない。
8. 旅先の風景を見せる
夜明けの暗い稜線を、ハイカーが歩く。カメラは後ろから追従し、やがてゆっくり上昇して、朝霧に包まれた広い山あいを見せる。ドキュメンタリーのような自然なカメラワーク。冷たい夜明けの光が暖かな日差しに変わる、映画的な旅の映像。草を渡る風と、遠くの鳥の声を添える。
9. 料理のクローズアップ
シェフがつやのあるパスタを石のカウンターに置き、仕上げのハーブを1つ添える。カメラは真上から斜めの位置へゆっくり移動し、皿を中央に保つ。手の動きは自然にする。暖かなキッチンの光、食欲をそそる料理広告、リアルな湯気と質感。フライパンの焼ける音と、静かな厨房の環境音を添える。
10. クリエイターの自己紹介
整理されたデスクに座るクリエイターが、ノートパソコンからカメラへ顔を向け、自信のある笑顔を見せる。ミディアムショットから始め、作業スペースを身振りで示すのに合わせて、カメラを穏やかに近づける。窓から入る明るい自然光、親しみやすい解説動画の雰囲気。顔と服装は一貫させる。すっきりした室内音のみで、BGMは入れない。
キャラクター・物語向けプロンプト
11. 同じキャラクターの歩行シーン
アップロードしたキャラクターの参考画像を使う。顔、髪型、服装、配色は全編を通して変えない。キャラクターがネオンに照らされたスタジオを歩き、光る出入り口のそばで立ち止まって、その光を見る。カメラは滑らかに追従し、立ち止まったところで一度だけゆっくり寄る。映画的な青紫の照明と、控えめなアンビエントシンセを添える。
12. せりふを使わず感情を見せる
雨にぬれた窓のそばに若い女性が座り、短い手書きのメモを読んだ後、ゆっくり外を見る。動作は控えめにし、途切れずにつなげる。横顔のミディアムショットから始め、ゆっくり前進して表情のアップにする。曇りの日の柔らかな光、人物に寄り添う映画ドラマの雰囲気。リアルな雨音を添え、せりふは入れない。
13. 商品マスコットの紹介シーン
アップロードしたマスコットの参考画像を使い、体の比率、色、顔を変えない。マスコットが明るいスタジオの床を小さな箱を持って歩き、立ち止まってカメラに差し出す。低い位置から追従し、その後ゆっくり寄る。整った広告用の照明、遊び心がありながら上質なアニメーション。軽い足音と、柔らかく明るい短い音楽を添える。
14. ミニチュアの世界
日の出のころ、小さな庭師が屋上の温室で水やりをしている。カメラはミニチュアの植物の間の地面すれすれから始まり、ゆっくりクレーンアップして屋上の世界全体を見せる。暖かな金色の光、手作りのミニチュア映画の雰囲気。縮尺を統一し、空気感で穏やかな奥行きを出す。鳥の声、水滴、静かな朝の環境音を添える。
15. 2段階で展開する小さな物語
都市公園の細い小川を、紙の船が流れる。カメラは船の横を追い、橋の下をくぐった後、明るい日差しの中へ出ると、岸辺で子どもが待っている。カメラの動きは一続きにし、始まりと、その先に現れる光景を明確にする。柔らかな映画風の色調。水の流れる音と、遠くの公園の環境音を添える。
解説・教育向けプロンプト
16. シンプルな仕組みの解説
太陽光発電の仕組みを、すっきりした教育向け3D映像で見せる。カメラはパネルに当たる日光から、家庭用バッテリーへ流れるエネルギー、そして点灯するランプへと移動する。3段階をはっきり分け、青と琥珀色の色分けを一貫させる。余計なもののない背景、親しみやすい解説動画の雰囲気。穏やかな解説用の音を敷き、小さな文字は入れない。
17. カメラワークの違いを見せる
同じ背景に同じ商品を置き、「固定カメラのアップ」「ゆっくり寄る」「半周する」の3つのショットをつなぐ。切り替えをすっきりさせ、編集で説明用のグラフィックを入れる余白を残す。ただし動画内に文字は生成しない。スタジオの照明は変えない。控えめで癖のない室内音を添える。
18. マーケティングファネルの解説
マーケティングファネルを、3つの大きな透明の区画として可視化する。色の付いた粒子が上部から入り、中間で絞られ、下部で3つの明るい顧客アイコンになる。カメラは全景から最後の区画のアップへ移動する。すっきりしたSaaS向け3Dの雰囲気、青と紫の配色、軽いデジタル系の環境音。
画像から動画を作るプロンプト
19. 商品の参考画像に動きを付ける
参考画像の商品の形、ラベル、色、背景の構図を維持する。加える動きは、商品のゆっくりした20度の回転と、カメラの穏やかな前進だけにする。商品を中央に保ち、ラベルを読める状態にする。元画像の光の向きと表面の反射を維持する。静かなスタジオの環境音を添える。
20. キャラクターの参考画像に動きを付ける
参考画像のキャラクターの顔、髪型、服装、フレーミングを維持する。カメラの方へ自然に少し顔を向ける動作、柔らかなまばたき、カメラのゆっくりした前進を加える。同じ人物・キャラクターとしての特徴、服装、背景は変えない。照明を一定に保ち、静かな室内音だけを添える。
自分の企画に合わせて調整するには
- 被写体を自分の商品、キャラクター、場面に置き換えます。
- 主な動作とカメラの動きは、それぞれ1つに絞ります。
- 動きが安定してから、照明を調整します。
- 画像から動画を作る場合は、演出的な動きを加える前に、元画像の見た目を維持できているか確かめます。
- 条件を揃えた2〜3案を生成し、最初のフレームだけでなく全編を比較します。
各サンプルに共通する組み立て方はAI動画プロンプトの基本構成(英語)、設定と制作手順の全体像はSeedance 2.5の使い方をご覧ください。
生成前のチェックリスト
- [ ] 投稿先と視聴者に合うサンプルを選んでいるか。
- [ ] 最初に何が起こるかが明確か。
- [ ] 被写体に不要なデザイン変更が加わらない指示になっているか。
- [ ] カメラの動きが、見せたい動作を引き立てているか。
- [ ] 音の指示が場面に合っているか。
- [ ] ラベル、ロゴ、顔、音楽、参考素材について、必要な権利を持っているか、利用許諾を得ているか。
よくある質問
プロンプトをそのままコピーして使えますか?
はい。出発点となるテンプレートとして使えます。被写体と用途を自分の企画に置き換え、その後は一度に1つの条件を変えて調整してください。
画像からの動画生成には、どの例がおすすめですか?
例19と20が出発点になります。維持する要素と、加える動きを分けて指定しているためです。
広告向けのプロンプトにするには、何を加えればよいですか?
対象となる視聴者、商品の利点、画面内の優先順位、掲載先の形式を明確にします。最後の画には、編集でCTAの文字を入れられる余白も確保してください。
動きが多すぎる動画になるのはなぜですか?
複数の動作や、相反するカメラ指示が入っている可能性があります。動作の流れを1つ、主なカメラの動きを1つに絞ってみてください。
実際に試してみる
例を1つ選び、被写体を自分の素材に置き換えて、Seedance 2.5の制作画面で試してみてください。